人気ブログランキング | 話題のタグを見る
渋谷→千駄ヶ谷 (1)
東京女子流 LIVE*020 『20回記念!このペースだと5年で100回迎えちゃうぞスペシャル!』 @ 渋谷duo MUSIC EXCHANGE - 11.01.16
14:00-15:24, 15:26-15:32

小西彩乃,山邊未夢,新井ひとみ,中江友梨,庄司芽生(vo,dance)

まず渋谷編を。楽曲はyoutubeでよく観ていたが、ライブは今更ながら初鑑賞の東京女子流。頻繁にライブをやっていて、Ust中継にも精力的なのに、duoの9割が埋まる集客力にまず驚く。自分は当日券でほぼ最後に入場したけど、特別に設けられた女性エリアの後ろは比較的見晴らしが良くて、斜めからステージのほぼ全容を見る事ができた。

本編は約90分で、MCも程々に、「Overnight Sensation」や「White Love」などの往年の日本のポップスカバーもありつつ(「め組の人々」まで!)、ガッツリと歌い踊る。この日は特別に着物姿だが、容赦なくダイナミックに動いてくれる。本人たちはまだとても幼いけど、スターの原石のようにキラキラと眩しく輝いていて、可愛いコが歌い踊っているだけで、観ている側はこんなに満たされるものなのか、と初めてアイドル現場童貞を破ったかのような気分になった。

カバー曲は、立ち位置がほぼ固定されていたが、持ち歌になるとフォーメーションがコロコロと入れ替わる。中でも「ヒマワリと星屑」「おんなじキモチ」は楽曲・パフォーマンスとも群を抜いて素晴らしく、前者の時々5人が輪を描いてお互いに手を叩き合う様子の祝祭感や、後者のサビの、あの誰でもその場で真似できる振り付けの可愛さがたまらなく良い。ひとまず最初に自分が推したくなったのは、真ん中で白い着物を着ていたひとみちゃんですかね。

と、すっかり気分が良くなったところで、同じく勢いのあるアイドルグループであるももいろクローバーからメンバーがひとり脱退するとのニュースが入って来た。女子流ちゃんは今でも素晴らしいけど、ほかでは見当たらないぐらいに数年後がもっと楽しみなグループでもあるので、今の布陣のまま数年は続けて欲しいところ。
# by m4k0t1 | 2011-01-17 00:26 | live
アンサンブルズ2010
大友良英「アンサンブルズ2010ー共振」 @ 水戸芸術館 - 11.01.10
10:45-13:10, 14:20-15:20

9日の音遊びの会&ダブルオーケストラによる特殊コンサートから展示鑑賞までを堪能すべく、水戸に1泊してきた。まずは展示の感想から。9日の特殊コンサートの感想は後日。

展示自体は、昨年2010年11月28日のアンサンブルズ・フェスで一度観ているのだが、観客が多くてゆっくりと観られなかったため、出直した次第。が、この日も結構途切れずに客が入場してくる。東京での展示よりも客入りは多いぐらいで、地元では街のあちこちにアンサンブルズの張り紙が貼ってあったり、地元の新聞に何度も取り上げられたりしたためか、大友良英ファンや音楽ファンですらなさそうな一般人や家族連れまで来ていた。

今までの展示との大きな違いは、高い天井、複数の部屋、深いリバーブ、自然光、ターンテーブルのみならずピアノやスネアやラジオなど、よりバラエティを増した様々な楽器。手前や最奥の部屋は、分かりやすくはっきりと音が鳴っていて、箱庭的でそこで鳴る音に浸っていたくなるのだが、個人的にはその部屋で鳴る音よりも遠く他の部屋からぼんやりと聴こえてくる音、それら数多の音がそこで鳴る音と重なって様々な色合いを見せる瞬間がいちいちたまらなく気持ち良かった。これが「共振」か? 中央あたりの部屋は人があまりいないため、こうして耳をすませるのに絶好の穴場になっていた。

2009年の秋葉原や同年末の旧フランス大使館での余韻GIGみたく、だだっ広い空間のあちこちで鳴る音が、自分の立つそこでしか体験できないミックスになって聴こえる感覚を、更に発展させたもの、というのが自分が感じた印象。2009年当時は秋冬の屋外だったため長時間の鑑賞は肉体的にキツいものがあったのだが、室内というホスピタリティを備えて、より集中して聴ける環境にもなっていた。こんなに大きな空間を使った展示は東京ではおそらく難しいはず。場所に依存する音楽、みたいなものを突き詰めると、色んな可能性が生まれるのかも知れない。
# by m4k0t1 | 2011-01-10 20:21 | live
2011年K-POPイヴェント一発目
Shibuya K-POP DANCE Fes’ 2011 “DREAM ON!” @ 渋谷O-EAST - 11.01.06
17:00?-21:10

シブヤテレビジョンが主催に立っているからなのか、この規模の中箱で前売りだと1500円という破格のK-POPダンスカヴァーイヴェント。自分は19:30過ぎの入場だったため、カヴァーコーナーは終盤で、Rainbow「A」らへんからしか観られなかった。客入りはかなりのものだったが、場所が場所なだけに、どこから見てもステージがよく見える。おかげでRainbowのカヴァーダンスが、衣装まで完コピなのも相まってもうヤバイぐらいに刺激が強い(笑)。この距離でご本人を観たらどうなってしまうのかと妄想しながら。

4CとBBBの合体ユニットKNSDは、お互いの持ち曲やらSNSDやら。このグループがソシを踊るのは珍しいのだが、身体の動きが他のソシカヴァーに比べてキビキビしていてオリジナリティ高い。YJSNからの選抜ユニットはKARA「Mister」のカヴァー。衣装も半分以上創作で、とにかく可愛い。もう可愛いって言葉しか出ないわ。出演時間に間に合って良かった。

スペシャルゲストは、ソシなどSM勢のコレオグラフを手がける仲宗根梨乃さん+お友達の皆様で結成された「遠藤時代」。ソシやSHINeeなどの曲でダンスパフォーマンス。これがもう、別格な身体のダイナミズムを放った、プロダンサーならではのダンス。K-POPアイドルはダンススキルが高いとかよく言われるけど、プロダンサーの身体とは別物で、アイドルの彼女らなりの味で魅せてるんだなーってのがとてもよく分かった。逆にマス向けショービズのフロントアクターが皆ああいうプロダンサー並みのパキっとしたダンスを踊ったら観客は少し引いてしまうのかも知れない。アイドルダンス奥深い!あと、トーク中の仲宗根さんのキャラが、とてもアメリカ人的な快活さで可愛かった。

最後はHYUKさんのDJで、何十人ものダンスカヴァー女子たちがステージに上がって踊りまくる躁状態の大団円。あんな可愛いコばかりがぎっしり集まって踊る現場とか、もう華やか過ぎた。

次回は3/31(木)。ダンスカヴァー部分をもっと観たいので今度は早めに行くことにしよう。
# by m4k0t1 | 2011-01-07 00:14 | live
3度目の韓国
2010 JYP NATION "TEAMPLAY" @ ソウルオリンピック公園体操競技場(第一競技場) - 10.12.24
19:38-21:40, 21:45-21:53

J.Y Park、Lim Jeong Hee、Wonder Girls、Joo、2PM、miss A、San E、Rain

即日に感想を書かないとズルズルと後回しになる、といういつもの癖で、大切なライヴだったのに今頃感想を書きます。昨年のクリスマス・イヴに開催された、JYP初のファミリーコンサート。客層は女子がほとんどで、日本人客もかなりの割合で見られた。グッズ売り場では、JYP NATIONとワンガ関連商品をすべて購入。当日はマイナス12度とかマイナス16度とかいわれる寒さで、少しでも屋外にいると手や顔面が凍り付きになるのだが、併設されていたテントで缶コーヒーと暖が提供されていたので、大写しにされるJYP勢のMVを見ながら開場まで時間を過ごす。

開場。場内は10000人弱ぐらいのキャパシティで、自分の座席は2階スタンド席の中央寄り最後方。ドリコンに比べるとステージまで近い感じ。開演時間になっても客がダラダラとしていてなかなか入場しないという、ゆるゆるな進行で、定刻の19:30から10分程度遅れて開演する。

まずオープニング映像。クリスマスパーティ然とした室内に、出演メンバーが集って名前が映される。最初のパフォーマンスはSan E「맛좋은산」→miss A「Breathe」。予想通りのステージだったのはここまで。残りは、あらかじめアナウンスされた出演者らが決められた順番で自身のパフォーマンスを無難にこなす、というのとは180度異なる、リアレンジとコラボの嵐!あちこちの曲でSan Eがラップで加わったり、ワンガの2DTが途中からロックアレンジだったり、2PM「heartbeat」の前半はワンガ+miss Aの女子チームが踊ったり、miss A「Bad Girl Good Girl」は、後半からパク・ジニョン率いる"Mr. A"による男性版になっていたりと、もう書いたらキリがないぐらいにここでしか見られないステージばかりで、まさに"TEAMPLAY"的。ひたすら密度が濃い。

中でも自分がいちばん印象に残ったのは、JYP代表パク・ジニョン師匠の歌唱とダンス。ソウル風の楽曲が自分好みであることのみならず、この人がステージに出てきて歌ったり踊ったりし始めただけで、ステージと客席との距離がぐっと縮まるのを感じ、もの凄い存在感に満ちていた。あまりのベテランなので、ほかの人と比べるのは不公平かも知れないが、この存在感はほかの出演者からは感じられなかったほど。とはいうものの、スペシャルゲストとしてサプライズ出演したピさんは別格で、唯一師匠に拮抗するような、場内全体を包みこむようなパフォーマンスを見せていたのは、さすがというか。突然登場したときの場内の歓声がすさまじかったのだが、このパフォーマンスなら納得。

これだけでも十分に満足なライヴだったのだが、どうやら終演後から深夜にかけて、同じ会場で師匠の単独公演があったとのこと。師匠のステージに魅了されただけに、これを見逃したのは勿体無かった。JYPマニア向けの公演だったようであるが、2011年はここまできっちりと観てみたいところ。
# by m4k0t1 | 2011-01-04 16:38 | live
2010年のまとめその2(CD編)
今年聴いたCDで良かったもの10作品を↓

吉松隆 / タルカス~クラシック meets ロック
現代音楽畑の音楽家がオーケストラでEL&Pの超絶プログレ曲を演奏。リアレンジしてもやはり変拍子・奇数拍子の嵐で、あまりの変態ぶりにもう笑うしか無いレベル。もの凄い高揚感が得られると思います。


Hugo Fattoruso & Rey Tambor / PURO SENTIMIENTO
このユニットは新作が出るたびに、年間ベスト10的な総括で取り上げてしまうのだけれども、ジャズ~ラテン畑のピアニスト+カンドンベという、自分の好みにドンピシャな音楽なので仕方がない。パーカッションがどかどか言っていれば何でもいいというわけではないけれども、この組み合わせの妙が自分を好きにならしめているというか。今年は来日してこのユニットでライヴまでやったそうで、観に行けなかったのが非常に悔やまれる。




oval / O
久々のアルバム。ある種の電子音楽の先頭に立っていた彼の新作は、電子音元来が持つ魅力的な音の響きを散々熟知した人じゃなきゃ出せない音になっていて素晴らしい。電子音なのにメランコリックだったりアゲアゲだったりと感情を揺さぶろうとする数多の音楽とは真逆のアプローチ。




IU / Real
活動曲の「Good Day」はとびきり華やかでキラキラした楽曲だが、アルバムの他の曲はわりとしっとり目。でもIUのヴォーカルがひたすら気持ち良い。来年の韓国でも、こういう歌ものの大ヒットがバンバン出るようになって欲しいと思う。




Jimanica / pd
こちらも久々のソロアルバム。d.v.d.好きもニヤっと喜ぶようなコロコロした音の断片が左右のスピーカーを飛び交い、しかも、こういうのをフューチャーポップって言うんじゃないの?というぐらいに超ポップ。これ、リリパとかやらないんですかね。いや、既にやっているのかな。


広瀬淳二 / the elements - tenor saxophone solos
どんな即興文脈にも当てはまらないような、孤高の超絶アブストラクトソロ。この衝撃は、数年前に出たMats Gustafssonのソロ以来。


Saori@destiny / WORLD WILD 2010
「バイレ・ファンキやファンキー・コタなど世界中の辺境ダンス音楽を取り入れました」的な触れ込みがあったものの、蓋を空けてみたら辺境ダンス音楽成分よりも、普遍的なエレクトロダンス音楽としての強度が普通にデカかったという作品。「I can't」など、極めてフロア映えするキラーチューンもいっぱい。




ROVO / RAVO
ここ数年のROVO楽曲は、あまりにドラマチックで、緊張とカタルシスの往復が聴いていて個人的にどっと疲れをもよおすものがあったのだが、今作で久々に原点回帰というか、ミニマルな感じに戻ったようで、好きな曲ばかり。先日久々にライヴにも行ってしまったほど。




milton nascimento / Ea gente comhando
またまた久々の新作。もう普通に素晴らしくて、あまり言葉はいらない。amazonでは既に在庫切れ。タワレコもお値段が張るようだが、見つけたら早めに買っておくべき。


Gain / step 2/4
アルゼンチン・タンゴに振り切ったアルバムで、ピアソラ「Libertango」のモロパクリまであるという徹底ぶり。Gainに限らずBEGの4人はまず歌唱力やライヴパフォーマンスが魅力だと思うけど、日本での活動は彼女らの実力の10分の1も出し切っていないのでは。この点が来年あたりに改善されればなあと思う。


# by m4k0t1 | 2010-12-30 18:14 | live