Saori@destiny「Domestic domain」リリースパーティー
Saori@destiny「Domestic domain」リリースパーティー @ 渋谷Glad - 11.07.03
19:32-20:56, 20:59-21:14, 21:15-21:19

ツインキーボード体制が軌道に乗り、ホームグラウンドを渋谷Gladに移し精力的にライブを続けるようになってから、観に行った人の誰もがその圧倒的な盛り上がりを絶賛するようになっていた。そして迎えた今回のリリースパーティー。ライブがどうなるかは、開演1分を観れば明らかだった。過去最高のPAコンディションによる爆音、殺人的にハイテンションなステージとそれに呼応するフロア、それらの熱量が一体となり、盛り上がりは更に上方更新されてしまった。いまだにピークが見えないというこの恐ろしい状態はいつまで続くのだろうか。

新衣装は、クラブ映えして露出が増えて少しエロくて、Saoriがぐっと大人びて垢抜けた印象になっていた。その姿は、この日のアグレッシブなライブ内容にシンクロするようだった。他方で今まで以上にSaoriがステージ上を左右に動き回り、フロアのオーディエンスに何度も目線を送ってくれて、漏れなく自分にも頻繁に届いていた。一見相反するように見えるこの2つの要素が両立する今日の空間は、あまりにも唯一無二であった。

アイドルとダンスミュージックとダンス空間。前者2つの接近については今では珍しいことではない。しかし、そこからダンス空間が形成・発展する可能性に関して、自分は過去にPerfumeとK-POPという2つのケースを経験している。これらの今のライブを観ている人ならば何となく察して頂ける通り、観客は思いの外踊っていない(実は例外があり、先日のSM Town Live in Parisの映像や昨年9月の慶州ドリコンを観ると、欧米人は結構踊っている。この違いについては機会を見つけて後日に)。

対して今日のSaoriのライブに「アイドルとダンスミュージックとダンス空間」の極北的な融合があったことは、ライブを観に行った人ならば誰もが感じたのではないか。そして、そこには独特の心的身的神的なサルベーションとヒーリングの可能性があるとまで自分は感じてしまった。「I can't」で展開されたケチャ光景の、本家インドネシアのケチャにまで肉迫する呪術性は一体何なのか。救済や癒しなど付随的な効用を主たる目的として音楽に求めるのはいかがなものか、と常々思っていた自分だが、これは「アイドルとダンスミュージックとダンス空間」の「融合」からしか生まれ得ないような音楽的感動であり、広く普遍性と大衆性を獲得し得るのではないか、と今は考えを改め始めている。Saori@destinyの更なる広がりを願っている。
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by m4k0t1 | 2011-07-04 01:49 | live
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