少女時代 First Japan Tour
少女時代First Japan Tour @ 代々木第一体育館 - 2011.06.18
17:05-19:37, 19:40-19:59

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当日は行きつけの病院で医者から素っ気無い対応をされたり、ライブ前に立ち寄ったdisc unionでは何だか噛み合わない接客を受けたり、会場に入る直前でiPhoneが暴走してQRコードを呼び出せなくなったりと、バイオリズムは不調であり、また直接的にも、座席は2階スタンド席の後方、1万人クラスの超大箱、今年に入り自分のK-POP熱が少々冷めていること、そして震災の影響なのか感受性のある部分が今もなお欠落したままであること、と気分が乗らない条件が重なり、正直なところこの日のライブには全く期待していなかった。

それなのに終わってみたら、寸分の隙も無く練り込まれた構成と充実の内容に、信じられないぐらいの満足感と放心状態を得ていた。日本のアルバム曲からのパート→韓国ファーストアルバムからのパート→ソロ→ブラックソシ→ソロ→バラード→大団円、とカタルシスへなだれ込み、日本向けに現地化された部分と、韓国式いや世界照準を意識した部分とのバランスが絶妙な構成だった。スクリーンに映る9人の姿を捉えるカメラとスイッチングは、見所となる瞬間をあまりにも的確に押さえてくれて、遠くに座る観客を全く放置することなくステージに引き込んでくれた。

ソロコーナーについて、他の韓国グループでは日本の曲のカヴァーがありがちだったりするのだが、ソシの場合は洋楽やカップルダンスなど成熟文化からのチョイスだらけ。男性客が増えて大衆化したと思われるソシの日本の客層が付いて来られなくなるのでは?と心配になる程エロティック/エレガント/ハードに振り切ったステージは、個々の志向やスキルのアナザーサイドを、これでもかと見せ付けてくれる。他方、序盤のKissing Youなどのパートでは、本人らが花道を走り回り時に百合百合しい場面があったりととても多幸的。

自分は昨年明洞SPAOで買ったテヨンTシャツを着て観に行った、という程度にはテヨンペンなのだが、贔屓であることを差し引いてもテヨンのステージでの存在感は飛び抜けて際立っていた。ライブ冒頭のアレや、ティファニーと組んだデュオや、ブラックソシ冒頭のアレなど、気迫に満ちた表情で全身から声を出すように歌う姿は、あの広い会場を完全に掌握している気がした。つい先ほどTwitterで「韓国の今どきのスターは凄い凄いと言われているが、JYP師匠などのベテラン勢はもっと凄くてステージから観客までの距離を感じさせない」というような話をしていたのだが、テヨンは既にそのレベルに達しているかのようだった。

アイドルやK-POPなどというカテゴライズや先入観は最早どうでもよく、1万人クラスの超大型興行を、圧倒的なセレブリティと高密度な内容でみせてくれる人たち。それがソシである。と書いた矢先に真逆のことを述べると、このような興行が可能なのはアイドルだからこそなのかも知れない。このツアー内でも回を重ねるごとにブラッシュアップされているという話もあるようで、Japan Tourの後に噂される韓国や台湾などのツアーにも是非とも行ってみたいところ。
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by m4k0t1 | 2011-06-19 23:50 | live
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