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あ~ちゃんは大東亜音楽圏の夢を見るか?
日曜日に観に行った音遊びの会のライヴや火曜日に行ったK-POP NIGHTのことを書きたいのだけど、その前に再び一口上を垂れておく。

このブログあのブログなどで報告されているように、Perfumeの今回のファンクラブツアーは少なからぬ一部の鑑賞者から不評を得ている。自分は観に行ってないけど、この内容なら、行けば自分も激しくつまらないと感じて、ブログでは先の2つのブログ以上に不満をぶちまけるだろう。

あのダルいMCや茶番みたいなお遊戯はおそらくPerfume自身の発案によるものと思われ、それがまかり通っているという現実。つまり、現在の「Team Perfume」における3人の発言権はそれほどまでに大きくなっている。このことを逆手に取れないか?

最近は3人+スタッフで新大久保へ食事に行ったり、あ~ちゃんが韓国へ旅行に行ったり、PTAツアーの開演前のBGMがSNSDやKARAだったり、ちゃあぽんがSNSDの「Gee」を踊っていたり、Perfumeのライヴ中にちゃあぽんに促されてあ~ちゃんがステージで「Gee」を踊ったりなど、具体例を挙げればキリが無いほどに、いま3人(特にあ~ちゃん)の韓国熱が異常に高まっているのは周知のとおり(もっとも、あ~ちゃんの韓国熱は昔からだが)。

KARAのShowcaseを観に行ったときの自分の投稿やその他の以前の投稿で、「韓国ではライヴ文化があまり根付いていないのかも知れないが、日本で活動して活動の幅を広げるならば、旧来的な『日本盤リリース』や『日本語歌唱で日本デビュー』みたいな古臭いやり方をとるのではなく、ライヴで見せることに注力すべき。日本にはハコもイヴェンターもたくさんあるのだから、そこで場数を踏み、韓国での彼女らの需要のされ方とは違う形での展開をみせ、それを韓国のファンや音楽関係者が羨ましがってライブ文化を自国に輸入する、みたいな動きがあれば面白いのに」というようなことを書いた(この文章はやや誤解を受けているようだが、自分は決して韓国でライヴをやらなくても日本でやればいいと書いているつもりではなく、あくまでもプロセスは遠まわりかも知れないが韓国にもライヴ文化が根付けば演者とファンとの距離が近くなってもっと面白くなるのに、という展望を込めたつもり)。しかし、この展望を実現するための道のりはかなり遠い。

そこで、Perfume、というかあ~ちゃんの出番である。先に書いたとおり、現在「Team Perfume」内での3人の発言権が増しているのならば、韓国熱が高ぶるあ~ちゃんの心の内には「(観光がてらに)韓国でもライヴをやりたい」という思いがあるはず。もちろんPerfume自体は韓国でも認知されているはずなので、現地でのニーズも大いにあるものと考えられる。さらに、あ~ちゃんがSNSDやKARAを好んでいるのならば、SNSDらに会いたいという思いもあるはず。そこで、あ~ちゃん企画によるPerfumeフェスを韓国で開催するという構想があり得るのではなかろうか。対バンにSNSDやKARAなどを呼ぶのである。そして、重要なのは、こうした企画を繰り返し行うということ。

つまり、Perfume自身がその発言権の大きさを逆手にとった自らの独断によりライヴ文化を無理やり韓国に持ち込み、さらに現地の演者も巻き込んでしまうのである。これが実現したら、すっかり冷めてしまった自分のPerfume熱が一気に吹き返すのみならず、日本のファン・韓国のファンともに大興奮して、韓国の音楽シーンというか韓国における音楽受容のあり方がガラっと変わり、更に現在進行中の韓国ガールズグループ日本デビューの(極めて旧来的な手法による)動きをすっかりひっくり返してしまうのではないか。

いま韓国が凄いとか、対して日本は負けてるとか言われるけど、音楽受容のあり方をより面白い方向にアップデートしていくのはやはり音楽大国たる日本の役目のはず。大東亜音楽圏樹立の成否はあ~ちゃんの手に委ねられている。
by m4k0t1 | 2010-03-24 03:07 | memo
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