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試験的にブログを移転しています
諸事情ありまして、ブログを試験的にWordPress FC2 Bloggerへ移転しています。
昨晩投稿したTIFの感想は移転先でご覧下さい。
新URLは以下。
http://mkt401.wordpress.com/
http://mkt401.blog.fc2.com/
http://ciento-cuatro.blogspot.com/
# by m4k0t1 | 2011-08-31 17:17 | memo
汐留
アップアップガールズ黒船公演 @ 汐留AX - 11.08.24
14:00-14:48

ぱすぽ☆などのコレオグラファーである竹中夏海先生のプロデュースによる公演で、個人的には藤本美貴ソロライブ以来約9年ぶりのハロプロライブに行ってきた。

冒頭は全員アラレちゃんメガネを掛けながら「チュッ!夏パーティー」、続いて自己紹介も無く「好きすぎてバカみたい」などを5曲連続で。最近「○曲連続」みたいな耐久戦が流行っているようで、個人的にあまり好きではない傾向なのだけれども、アップアップガールズはというと、あまり息を切らさず大して汗もかかず、身のこなしも適度に脱力していて、流石はハロプロエッグ出身だなーという余裕ぶりで、このようにあまり努力の押し売りを感じさせないパフォーマンスならアリですね。

過去のハロプロ曲のカヴァーが主な演目。感銘を受けたのは、アイドル興行を盛り上げることに徹したようなハロプロ楽曲のクオリティの高さ。ノリの良さや、グルーヴの重厚感、要所要所に挟まれるフックの多さなどがいちいち楽しい。また、観客もキャリアの長いハロプロファンがそこそこいるようで、コールや掛け合いが的確。ステージも観客も、純粋にアイドルの歌とダンスを楽しむことに特化したような雰囲気で、しかも閉塞感や内輪感は皆無で、初めて来た人でも遠慮無く楽しめる居心地の良さが素晴らしかった。衣装については、全員青色のリボンを頭と手首に付けていたのがとても可愛かった。

ぱすぽ☆の「少女飛行」のカヴァーもあったのだが、フォーメーションのまとまりはまだ発展途上という印象で、逆に本家のパフォーマンスが一夜にしてならずであることがよく分かるし、逆に楽曲的なノリの良さはやはりハロプロ曲が優っているというかより機能的に出来ているなあと思った。

メンバーの年齢は中学2年生(?)から20歳ぐらいまでバラけていて、ぱっと見で自分が気になったのは、最年少の新井愛瞳さんと最年長の仙石みなみさん。ブログの画像では写真写りがあまり良くないけど、目の前で見るとショートヘアがとても可愛いかった。
# by m4k0t1 | 2011-08-24 20:10 | live
浴衣パーティーリターンズ♪
pre-dia 浴衣パーティーリターンズ♪ @ 渋谷Mt. RAINIER HALL - 11.08.21
11:30-13:00

ぱすぽ☆枠のトラとして急遽決まった公演。浴衣姿でいつもの5曲。場内暗転の後に始まった「きみみたいに」で、浴衣姿の麗しい12人が揃いのモーションで扇子を振る「和の舞」のヴィジュアルがあまりにも優雅。これが「日本に生まれて良かった」感だったんですね。浴衣姿を堪能すべく、今回はフリコピも程々にほぼ棒立ちで鑑賞していた。

また、前回この会場で欠席だったれいちゃんがてるみんとダンスで掛け合いする姿も観ることができて、ああやはりこのペアは華があるなーだとか、「Dream of Love」(でしたっけ?)で、あっきーがセンターに立ってひとり踊る瞬間の絶妙な孤独感のようなものにはいつもハラハラするなー(笑)だとか、LIQUIDROOM以来1ヶ月半にして8回目のpre-dia鑑賞は、まだ飽きることが無い様子。

最新参なのにランダム写メで全員ショットが大当たり。真ん中に座る自分の周りを10人(さっちゃんとゆっこはケツカッチンにつき途中退場)に囲んでもらう。普段自分は握手であまり喋らないので、他に当たった方に比べるとメンバーとの距離を若干感じてしまったのだが(笑)、ともかく玲ちゃんが私も撮りたいと羨むようなレアなチャンスで良い記念になるなー、とニヤニヤしていたら、撮られた写真が思いの外ピンボケ気味で意気消沈してしまったので(号泣)、もうなんかやけくそでサマーオブラブすることにしました。続く(?)。
# by m4k0t1 | 2011-08-21 15:57 | live
池袋→川崎
Tomato n'Pine 「なないろ☆ナミダ」発売記念イベント @ 池袋サンシャインシティ噴水広場 - 11.08.20
13:00-14:00

agehaspringsチームが手掛けた一連の曲と3人の声のユニゾンがとにかくとても良くて、前作の「旅立ちトランスファー」からファンになったトマパイのイベントに初めて参加した。

CDは当日に購入し、中身はまだ聴いていなかったのですが、開演前の会場でBGMとして流れているのを聴き、何と愛情に満ちた良曲だらけかと既に感激が止まらない。客層については、わりと年齢が自分に近い人たちが多く、女子ファンもそこそこいて、全体としてカラーがバラバラな感じ。ご本人らは、ガーリーで自然体な衣装にふわふわっとした佇まい。センターに立ち小さな顔立ちで清楚な印象のYUIちゃんは、いちばん緊張している様子で、特にFABイントロでがっつりと踊った後に若干の悔しさと安堵が混ざったハニカミ表情でマイクを手に取る姿がとんでもなく可愛いかった。HINAちゃんは踊りながら結構目線をくれ、WADAちゃんは肝が座っていて、設定上末っ子のはずなのにいちばん堂々としていて、FAB前にマイク無しの肉声で「FABいくぞー!!」と吠えたり、放置すると何かが飛び出しそうな予測不能なポテンシャルを秘めていたというか。

ライブをあまりやらない人たちなのでステージパフォーマンスは未熟だが、いわゆる未熟を愛でる楽しみではなく、演者も客も脱力して、良い曲と可愛らしい姿にゆるっと浸る。そのゆるやかな愛情に満ちたヴァイブスは、公開リハーサルの段階から自分の目頭をじわっとにじませていた。自分が長らく求めていたアイドル現場はこんな場所だったのかも知れない、と無意識をえぐられたような、ひたすら居心地が良くほっこりとした余韻を残す1時間だった。


**
Fairiesデビューシングル「More Kiss/Song for You」お披露目イベント @ 川崎ラクーア ルーファ広場グランドステージ - 11.08.20
16:00-17:00

上記の余韻をぶち壊すかのように、鳴り物入りなデビューイベントを観る。テレビのワイドショーなどで大きく取り上げられ、ステージには早速巨大な看板とお笑い芸人の司会が付く。

確かにルックスのレベルや、テレビのドキュメンタリーで見た限りで一部のメンバーのダンススキルは非常に高く、ステージでも表情や目線までガチガチに指導された賜物だったりするのだが、客に目線を送る余裕が全く無い様子で、ライブアイドルというよりはTVの収録向きの人たちなのかなーと思った。全員でのダンスも、まだ振り付けがモノになっていない様子。全力で頑張ってはいるけれども、クールではなく味が見出せない。この辺りは場数を踏めば良いのだろうが、何よりも楽曲が没個性なJ-POPそのもので、この無毒感は逆に緻密にコントロールされた代物なのでは?と感心するほど心に引っ掛からなかった。既に色々と書き過ぎですが、何はともあれ自分が未知の世界に触れる事が出来て、大変勉強になった次第。
# by m4k0t1 | 2011-08-21 15:06 | live
福島へ行ってきました
8.15世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA! @ 福島四季の里、あづま球場
09:00-21:20

プロジェクトFUKUSHIMA!によるフェスに参加すべく、震災後初めて福島へ行ってきた。「文化の力でFUKUSHIMAをポジティブな意味に転換する」というキーワードから何が生まれるのかをこの目で確かめるために。

まず、「福島群読団2011」と「和合亮一『詩の礫』(朗読 : 和合亮一/音楽 : 大友良英、坂本龍一)」について。後追いでTwitterを見ると、大きく支持をする声が圧倒的大多数であったが、自分には正直なところ重すぎた。福島が直面する非現実的で非人道的に過酷な困難を表現し主張する詩や音楽の形が、あまりにも直接的で、詩的感動、音楽的感動、芸術的感動をすっかり打ちのめしてしまっているようだったからである。また、七尾旅人が福島を訪問する中で作ったという「圏内の歌」が七尾旅人+原田郁子スペシャルバンドで演奏されたのだが、子供について歌うその歌詞内容もやはり直接的であった。

文化とは、これ程にダイレクトで重いメッセージを担わなければならないのだろうか。否、そうとは限らず、様々なバリエーションやグラデーションがあってよいはず、ということは別の演目を観れば分かる。ここで自分が重たいと思ったのは、そのメッセージ内容のみならず、上のパフォーマンスを観たときの反応として否定や拒絶などネガティブな感想を持つことが一切許されないのではないか?という切迫を感じた点にある。例えば「詩的感動、音楽的感動、芸術的感動」について云々する余地はこのパフォーマンスにあるのだろうか?などと書くと、あなたは弱くて薄情で倫理を欠いた酷い人間だ、と非難されそうなのだが、こうした率直な感想はどう整理すればよいのだろうか。

他方、天鼓のヴォイス、向井秀徳が故郷を想って選んだという曲や、rei harakamiがDOMMUNE FUKUSHIMA!に出演した際に歌ったという美空ひばり「愛燦燦」の七尾+原田バンドによる演奏は素晴らしかった。言葉にならない声、土地への想い、おおらかかつ強靭な意志をもって困難に立ち向かう姿勢のようなものを、とても普遍的で、ゆえに力を持った言葉と声と音で歌っていた。



3.11後の音楽、あるいは「FUKUSHIMAをポジティブな意味に転換する」ための文化とは、特別なメッセージや情緒を持ったり気を張って取り組むものではなく、実は音楽を含む文化が昔から担ってきた営みを地道に続けることなのでは?と思った。つまり、ナタリーの山下達郎企画で菊地成孔が話した内容(->このページの後半部分)のほうに自分は同意している。こうした意味での文化発信をFUKUSHIMAが続けることで、各地域の音楽などがそれぞれ固有の個性やヴァイブスを持つように、FUKUSHIMAが独自の文化と文化圏を形成し、「FUKUSHIMA最高!」という言葉が空回りでなく地に足の着いたリアリティを獲得する日が来るのかも知れない。このフェスは来年以降も続けたいという話があるようだが、人の純粋な善意以外の手段も調達して持続可能な状態を出来るだけ早く作ることが、支援から発信へ移行し文化や圏としての強度を持つためには必要だろう。耳にタコな話だと思いますが。

最後に福島の、というか四季の里の印象を。敷地内で食べたアイスクリームと桃と透明なそばと、そして何より緑が豊富で驚くほど空気が美味しかった。今回は日帰りバスツアーだったけれども、次回は飯坂温泉などで美味しい夕食を食べて一泊してみたいところ。

福島へ行ってきました_b0137774_3432652.jpg福島へ行ってきました_b0137774_3433738.jpg
# by m4k0t1 | 2011-08-17 03:32 | live