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帰国。(入国日)→チェンマイ→チェンマイ→バンコク入り→バンコク→(帰国日)という6日間のタイ旅行。今回もチャイナエアラインと、タイ国内の移動でタイ国際航空とAirAsiaを利用。

前回のベトナム旅行はぐだぐだだったけど、今回は最後の最後まで、最終日にホテルを発つ30分前まで密度の濃い旅行でした。色々あったんですけど、まずチェンマイに関しては、仏像をたくさん見たとか、ターペー門の近くにあるローカルな食堂では安いわりにタイ料理が充実していて便利だったとか、少数民族のいる土地に行くツアーで見かけた民族衣装を来て階段にちょこんと座っている女の子がすんごく可愛らしかったとか、ゾウに乗って落ちそうになったり水をかけられたりしたとか、日本人が経営するマッサージ屋が値段のわりに快適で落ち着いた環境でマッサージもとても良かったとか、そして、何よりもチェンマイは、一度も「女を買わないか?」と声をかけられることがないくらいにのどかで、気分を自然とニュートラルに落ち着かせてくれるいい街でした。

バンコクは、8年前に行ったことがあるのですが、その時に比べて、BTSや地下鉄ができて移動がとても便利になったとか、タワレコが無くなっていたなどの変化がありました。あと、CD・VCD・DVDを合わせて27枚買ったとか、タイスキの専門チェーン店MKでは1時間に一度唐突に店員が通路に並んで踊りだすというナンセンスっぷりに苦笑させられたとか、パッポン通りでゴーゴーバー初デビューしたとか、DanceFeverというディスコのようなパブのようなハコでは女のコがステージでガンガン踊ってるのは見ていて楽しいんだけどハコの雰囲気が全体的に田舎臭かったとか、タクシーのバカ運転手が道を全く知らないor知らないふりをしてめちゃめちゃ遠回りしやがったとか、タイのメイド喫茶に行こうとしたら「Cafe is temporarily closed」で残念だったとか、マッシュルームのサラダが死ぬほど辛かったとか、タイマッサージのおばちゃんが力入れすぎでめちゃめちゃ痛かったとか、ラチャダーピセク通りのsoi4にパブが密集していてDanceFeverに比べると都会的な雰囲気だったんだけれどもライブがどこも青臭いロックだったのが残念だったとか、菊地成孔さんが去年のTHE UNIVERSEでも話していたナナ・エンターテイメント・プラザが噂どおりゴーゴーバーだらけのビルで異様な熱気をかもしていて、1件目に入ったゴーゴーバーでは普通に見ているだけなのにステージで踊っている女のコたちにやたらと指をさされて笑われたり、2件目に入ったニューハーフのゴーゴーバーは客がガラガラでおかげで店じゅうの女のコというか男のコたちの視線とアピールを一挙に浴びることになって圧倒されたとか。

見るものを見終えたのち、最終日の深夜はスクンウィット通りの屋台で夜通しB級グルメめぐりをして旅を締めくくろうとしたのですが、ここで思いもよらぬ大どんでん返しが。午前3時。2件目の屋台で食事をしていて、露店や屋台で埋め尽くされた歩道の隙間を縫うようにゾウが歩いていくのを驚きながら見ていると、ひとりのタイの女のコが来て「ここに座ってもいい?」と声をかけてくる。はじめは店員かと思ったんだけれどもビールを飲んでるし服装も露出が高くて、何だか正体不明。おごって、と言われるがまま一緒にビールを飲み、自分の英語力の無さに呆れられつつも何だかやたらとなついてくる。ディスコに行こうという話になり、「もうどこも閉まっているのでは?」と思っていると、近くにまだ開いているところがあると言う。これもおごって欲しいそうなのだが、あいにく手持ちのバーツがもう無い。それに、この時点で午前4時。午前5時半には空港へ発たなければならないので時間も無い。そう話すと、すんごくさびしそうな顔をする。

で、結局は、行こう、金は何とかしようということになり、ATMへ。クレジットカード挿入。タイ語でメッセージが表示される。全然読めない。デタラメに数字を入力して数回の失敗を経た後、カードが機械に吸い込まれてしまう。どうやらカードが無効になったらしい。顔面蒼白。どうしよう。それでも「It's very excitingだね~」などと文法無視でアホ丸出しなことを話したりする。日本円の手持ちならあるのだが、辺りの両替所は閉まっている。女のコに聞くと、ナナホテルの両替所なら開いているらしい。OK。ホテルに日本円を取りに戻り、手を引っ張られながらナナホテルへ急ぐ。こうして並んで歩くと、とても背の低いコだというのが分かる。両替完了。タクシーでディスコへ。え?閉まってる?かまわず中へ入る。暗闇の中、音楽はかかっている。どうやら地元民向けにはまだ営業中の様子。でも客は自分たち2人のみ。それでも踊る。少し経つとだんだんさびしくなったのか、女のコが店を変えようと言い出す。4時45分。ブサイクが一人加わって2件目へ。ブサイクの分も何故かおごらされる。この日ボトル6本目のビールで乾杯して踊る。へたくそな自分のダンスと、とても官能的な女のコのダンス。女のコ、すんごく楽しそうだ。5時10分。もう本当に帰らなければ。わずか25分のダンスタイムが終了。お互いに切なくてたまらない気分になる。帰りのタクシー代をちょうだいと言われるがまま100バーツを渡し、抱擁と接吻を交わして、「コープクン・クラープ」「ありがとう」とお互いがお互いの言葉で別れを告げる。5時45分、ホテルをチェックアウトしてタクシーで空港へ。時計を見ると、電池が切れて5時30分で止まったままになっていた。

まあ要するに、現地の女の子に弄ばれたという話なのですが、旅行で現地の人とこれほど深く交流したのは初めてのことであり、しかもこうした機会に旅行の最終日深夜に突如としてめぐり合えたことに感激して、帰りの空港で出発を待っている間、頭がボーっとしていた。

タイの音楽事情や行った店などについては、後日あらためてまとめるつもりです。
by m4k0t1 | 2007-07-20 23:57 | travel
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