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2010 2Q
2010年第2四半期のポップスベスト10。今週土曜日のK-POP 1,2,3 LESSONと日曜日のGeeに行って気が変わる前にまとめておく。前回は「Gee」を第1位に掲げるという奇行に走ったが、今回は今年リリースされたもの限定で選曲↓

10. Narsha / 삐리빠빠


もっと上位に置きたいところだが、7月リリース分でありフライング気味なので、暫定的にこのポジション。Brown Eyed Girlsからナルシャのソロ。ゴシックなヴィジュアル・サウンドと安定した歌唱力。最近マンネリだなーと感じていたK-POPシーンを打ち砕く快作。作りこんだコンセプトがいかに大事かってのが分かる。合わせて、それを演じ切るナルシャも凄い。


9. 東京女子流 / おんなじキモチ


アイドル戦国時代といわれる日本のアイドルシーン。刹那的で軽躁状態みたいな楽曲が多い中(それはそれでアイドルクラブイヴェントで聴く分には悪くないけど)、ミドルテンポで微ファンクなリズムが異彩を放つ。2000年前後にダンス☆マンと組んでいた頃のモーニング娘。が好きだった人におすすめしたい。


8. Super Junior / Bonamana


ダンスをよく見ると何がカッコいいのか分からなくなってしまうが、ダンスチューンという点においてはとにかくやたらと中毒性が高い。音感重視・言葉数多すぎな歌詞のため、NHK教育の韓国語講座で紹介するにはあまりにも不向きな曲。


7. Davichi / 시간아 멈춰라


5月にドリコンを観に韓国に行った際に歌番組に出ているのを観て、エモーショナルな歌いっぷりとドラマチックで陽的な曲調に、あの瞬間の韓国の歌謡シーンといえばコレ、というぐらいにインパクトを受ける。自分はこの曲を聴く度に、当時のソウルの街の空気や匂いを思い出すのだろう。そんな思い出がこびりついた曲。


6. SWEE:D / ห้าม


タイの女の子たち。無駄に肌の露出度が高い。タイではK-POPブームが来るよりもずっと前から日本に対するあこがれを覗かせていたことから、カワイイ系をやらせるならば実は韓国よりもタイのほうが上手なのでは?と思わせる。


5. 3.2.1 / เขย่า


以前に当ブログでT-POP特集をした際にも取り上げた曲。半分は英語だけれども、ポップスフィールドで聴けるタイのラップものとしてはいちばん洗練されていてカッコよく、かつ聴きやすいのでは。


4. 4 minute / I My Me Mine


これも活動期間は7月だけれども、6月に出たミニアルバムに収録されているので2Q分としてこの順位に。アグレッシヴなサウンド、K-POPが得意とする言葉のリズム感の気持ち良さと、サビの「Click Click」のフリのキャッチーさが光る。ギミック無しで純粋にカッコよさとサウンドだけで勝負している感じが、良い意味で気分を揺さぶることなくニュートラルにさせてくれて、単純に音に集中して浸ることができる。そんな点が自分には好みだったりする。今月末には日本でも「あいまいな日本の私」としてリリース予定(嘘)。


3. KARA / We're with you


ワールドカップの応援歌として作られた楽曲だが、普遍的な「多幸感」に満ち溢れた、ノベルティというにはあまりに出来が良すぎる曲。KARA持ち前の声が重なったときのやわらかい響きは健在。個人的にはやはりドリコンで観たときの記憶が鮮明で、スンヨン大復活のテーマ曲的な位置づけだったりする。あのときのスンヨンの姿を思い出すと本当に胸が熱くなる。


2. f(x) / NU ABO


この曲を含めて、ミニアルバム全体としての野心が高く、最近のK-POPに無い方向性を打ち出して見事に成功している。しかも、基本的には5人ともキャラが立っていてカワイイ・カッコイイ・美人・歌上手いなど、色んな角度から楽しめるようになっていて、ウェルメイド感とヘンテコ感のバランスが絶妙。


1. Wonder Girls / 2 Different Tears


70~80年代ディスコ的なレトロ感というワンガの持ち味はそのままに、更に渋くなって久々に韓国に復帰。シンセの音色使いだとか、ソウルな歌唱だとか、キメになるダンスのフリなど、押さえるべきポイントはきっちりと押さえられていて極めて安定的。このまま落ち着くにつれてますます自分好みになっていくのだが、現地のティーンにはあまり響かないのだろうか。


そういうわけで、2010年デビュー組はガン無視。K-POPの典型のようなものには今やあまり興味が無く、圧倒的な凄味を持ったものor少しヘンテコだったり何か間違っている感のあるものを求めている。その文脈によると、ポストK-POP感が如実に垣間見えるタイなどの東南アジア方面に今後注目せざるを得ないのは明らかなこと。また、Kに振り回された日本のポップスシーンってのも一度は観てみたいところ。
by m4k0t1 | 2010-07-10 04:52 | memo
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